【SQLServer】インストール後のクライアントとの接続トラブル

SQLServerインストール時の、ありがちな失敗事例を残しておく。

インストール後に別途手順で以下2点を実施しておかないと、クライアントと通信ができない。

 

TCP/IPでの接続が有効になっていない

SQLServerインストール直後は、そのインスタンスではクライアントとのTCP/IPでの通信は無効となっている。

SQLServer構成マネージャのネットワークの構成画面より、TCP/IPでの通信を有効にする必要がある。

 

名前付きインスタンスにおいてSQLServerBrowserが起動していない

SQLServerにおけるインスタンスには、既定のインスタンスと名前付きインスタンスの二種類が存在する。

クライアントが動的ポートを利用する名前付きインスタンスへ接続する際には、インスタンス名から待ち受けポートへの名前解決が必要となる。

しかしこの役割を担うサービスであるSQLServerBrowserはデフォルトでは無効化されているため、こちらもSQLServer構成マネージャより有効化する必要がある。

  

 

SQLServerインストール時には、こちら*1の「クライアントとの接続設定を行う」における以下5つの手順を1セットで覚えておきたい。

1.[SQL Server 構成マネージャ]を起動します。

2.[SQLEXPRESSのプロトコル](インストール設定で異なります)の[TCP/IP]を有効にします。

3.[SQL Server Browser]を開始します。 

4.プロパティを開いて[開始モード]を自動にします。

5.[ログオン ]タブの[開始]を押します。

 

参考

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/944390/fix-error-message-when-you-connect-to-a-named-instance-of-sql-server-o

SQL ServerにODBC接続できない時の対処法(SQL Server 2008 R2 Express) | Anymmt.blog